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ひかりの剣

夏休みの読書。というか出張の移動時間で読みました。まだ3冊ほどこの夏に読みたい本が今のところありますので楽しみです。(まぁ本屋に行けば増えますが。。。)


ひかりの剣

チーム・バチスタなどの医療のミステリーといえば海堂尊。剣道の話も書いていたんですね。多少、医療の世界と関係がありますが。医学部剣道部の医鷹旗大会をかけて戦う、2人の話。タイトルは、途中ででてくる、「ひかり」の剣。
東城大 速水<猛虎>と帝華大の清川<伏龍>の戦いが書かれています。性格が全く違い、天才的な清川ですが自由奔放、伝統的な剣道としてしがらみだらけで力強い速水。やっぱり個人的には熱く不器用な、猛虎の速水を応援したくなります。話も軟派な清川だとかでてきますが、硬派に恋愛などもなく、剣道一筋の話で、気持ちよく楽しめました。しかし「ひかり」とそのおじいちゃんの秘めた強さが書かれていなく不気味でした。どんなスゴイ人なんだろうと。
この小説でのお互いのチームの最後の戦いでは、自由奔放で無責任な清川がやる気をだして周囲がサポートする強力なチームに。対して速水のような責任感のあるリーダーが統率するチームでは太刀打ち出来ない。速水が他のメンバの技術を押し上げ自分の稽古ができない。それでは今の速水以上の選手は出てこないと。それに対向するための秘策が、一刀流の奥義、切り落とし。実は清川も「ひかり」のおじいちゃんとの修行で手に入れており。。。その速水の修行の内容が、チームを離れて、左手で1日1万本、100日の真剣の素振り。チームを離れることに意味があることと、その素振りで奥義を手に入れる。よくわからないですが、竹刀で戦っていても真剣を使っているような感覚を持つまで修行すると。。。1日1万って。。なのですが反復は大事ですよね。。。やはりこの2人の対決は行われるのですが、お互いの奥義の結末はいかに。

剣道の小説でよくあるのが、本来は真剣の戦い。スポーツとしては、面にあたらないように体をよけて肩に当てさせればポイントにならないことを本来とは違っていると指摘している小説もありました(武士道シックスティーン)。肩に当たったら真剣だと大変なことになる。それもあって防具無しの戦いを主人公が挑んだりしてますね。
今回も似たようなシチュエーションがあり、こちらの胴がきれいに決まったあとに、相手の面が入り、残心が面の方にしかなかったので、胴が無効で面が1本となった場面がありました。実際は最初の胴で、体が断ち切られており面の1手は打てないはずでした。スポーツとしては負けで、真剣勝負としては勝ち。。。
空手においても、例えば防具空手とすれば防具を当てた場所にしかポイントは入らない(ダウンしたら終わりですが。さらにいうなら防具(例えば面)で渾身の一撃が決まっても1ポイント。実際はダウンして次の手はない訳ですが試合は続きます)また空手の当てる場所は本来は急所であり奇襲であり卑怯な攻撃が主体ですが、フルコンでも寸止めでも防具でも、試合としての急所攻撃はNG。

スポーツなので、ルールがあってその中での勝負として特化していくのは仕方ないかも知れません。ただ住吉塾では大会を主眼に置いた稽古はしてないのは、これが要因のひとつにあるのかもしれません。

武道ものを狙うと読書の幅が広がって良いです^^

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